門扉取付・修理

両開き門扉

両開き門扉とは、左右対称に開閉できるタイプの門扉です。開く際には中央から両外側に向かって、閉じる際には両外側から中央に向かって門扉を押すようなイメージです。比較的広い間口が必要な門扉ではあるものの、両方の門扉を開くと広い出入りスペースが生まれるので、荷物が多いときや車いすでの出入りも想定される場合にはおすすめです。

素材

• ステンレス
• アイアン
• 木材
• 樹脂
• アルミ
• スチール
• ガラス等

片開き門扉

片開き門扉は、片側のみが開閉する門扉です。左右いずれのタイプもあるので、設置場所の環境やスペース、動線等に合わせて選ぶことができます。間口が狭くても設置できる門扉なので、玄関のほか、勝手口や裏口などでも選ばれる傾向にあります。

素材

• ステンレス
• アイアン
• アルミ
• 樹脂
• スチール等

アコーディオン門扉

左右どちらかにスライドさせるようにして開閉するのがアコーディオン門扉です。門袖の裏に隠れるようにして開けるタイプや、伸縮して開閉できるアコーディオン門扉もあります。間口に合わせて選べるうえに、両開き門扉よりも広い出入りスペースを得られるので、車庫前に設置したい場合にも適しています。

素材

• ステンレス
• アイアン
• 樹脂
• スチール等

跳ね上げ門扉

扉を上下にスライドさせたり、前後に開閉させたりするようにして開閉できる跳ね上げ門扉。跳ね上げ門扉は、扉を開閉するにあたって前後に十分な間口がない場合や、横にスライドできるほどのスペースがなくても、ある程度の出入りスペースを確保できるのが特徴です。手動で開閉できるタイプのほか、リモコン操作で門扉を開閉できるタイプもあります。

素材

• ステンレス
• アイアン
• 木材
• ガラス
• 樹脂
• スチール等

折り戸門扉

折り戸門扉は、扉を折りたたむようにして開閉できる種類の門扉です。具体的な開閉方法は折り戸門扉ごとに異なるものの、3枚折り戸であれば、1枚は片開式、2・3枚の戸を折りたたんで開閉します。1枚のみを開閉させて出入りすることもできますし、2・3枚目も開ければ荷物が多いときや自転車を出入りさせたいときなどのシーンでもスムーズです。

素材

• ステンレス
• アイアン
• 樹脂
• スチール等

電気施錠門扉

セキュリティ対策の効果が期待できる電気施錠門扉。暗証番号キーやカードキー、スマートキーなどで施錠・解錠できるのが特徴。セキュリティ対策に力を入れたい方におすすめできる門扉です。門扉によっては、電気施錠を後付けできる場合もあります。

素材

• ステンレス
• アイアン
• 木材
• ガラス
• 樹脂
• スチール等

外開き

外開きは、敷地から道路側に向かって開くタイプの開き方です。門扉の開き方としては非常に多く、使い勝手のいい開き方でもあります。また、扉が敷地内側に来ないので、敷地内側のスペースが狭い場合には、外開きの門扉がおすすめです。

内開き

内開きは、扉を敷地内側に向かって開きます。扉が道路側に開かないので、門扉から道路までのアプローチが短いケースにも適しています。ただし、開いたときに扉が敷地内のものや駐車している車などにぶつからないよう、十分なスペースが必要です。

引き戸

引き戸は左右にスライドさせるようにして開閉します。扉が前後に開閉されないので、間口が狭くてもある程度広い出入りスペースを確保できます。また、幅の種類も広く、「人ひとりが出入りできる広さ」「自転車も入れる広さ」「車も出入りできる広さ」などさまざまです。ライフスタイルなどと照らし合わせたうえで選んでください。

アルミ形材

アルミ形材は、比較的軽く取り扱いのしやすい素材であり、費用も安価な傾向にあります。錆びにも強いため、屋外での使用にも向いているのが特徴です。しかし、耐久性は他の素材と比べるとやや低め。衝撃に弱く、硬いものがぶつかったときにへこんでしまうこともあります。一般的には、勝手口の片開き門扉などで使用されることが多いです。

アルミ鋳物

上記のアルミ形材と同じ素材のアルミ鋳物です。軽量であり耐食性にも優れている点が特徴で、リサイクル性にも優れています。費用が安価なので、なるべくコストをかけずに門扉を設置したい方におすすめの素材です。

木製

ウッドスタイルやカントリー調のデザインの門扉に多く用いられている木製。ナチュラルテイストなので、デザイン性を重視したい方におすすめの素材です。しかし、仕上げの仕方によっては、天候の影響によって黒ずんでしまったり、腐食してしまったりする場合もあります。定期的なメンテナンスを必要とすることもあるので注意が必要です。

樹脂系

樹脂系は、コストパフォーマンスとデザイン性に優れた素材です。加工しやすい素材なので、色やデザイン、質感などの種類が幅広く、納得できる門扉を設置したい方におすすめできます。また、防汚効果を持つタイプもあり、「汚れにくい」「汚れてもお手入れがしやすい」といったメリットもあるのが魅力。見た目・コスパ・お手入れのしやすさの3つが魅力の素材です。

鉄（アイアン）

鉄（アイアン）は、耐久性に優れている点が特徴で、ある程度の衝撃に耐えられるのが魅力です。重厚な素材感も人気が高い理由の一つで、シックな印象の門扉にしたいときや、レトロ風、アンティーク調の門扉にしたいときにも便利です。しかし、デザインや大きさなどによっては、開閉時に重たさを感じることもあり、子どもや車いすの方、高齢者の方などでは開閉しにくいケースも目立ちます。アイアン素材を選ぶ際には、実際に開閉具合を確認したうえで選択しましょう。

スチール

スチールはアルミ同様に非常に軽い素材で、コストパフォーマンスにも優れている点が特徴です。また、スチールと聞くとチープなデザインになりそうな印象がありますが、実際はカラーバリエーションが豊富で、網模様、格子状などデザインが豊富です。費用感は、鉄や樹脂系と比べても安価な傾向にあります。

ガラス

デザイン性や採光などの観点から、門扉の素材としてガラスを選ぶケースもあります。とはいえ、門扉全体がガラスでできているのではなく、アイアンや樹脂などを使用した枠の中にガラスがはめ込まれているようなイメージです。スリガラスや、スタンドグラス調などデザインの幅が広いのも特徴です。

玄関までのアプローチを考える

門扉選びで迷ったときには、まず玄関までのアプローチを考えましょう。玄関までのアプローチが広い場合、狭い場合などで適した門扉が自ずとイメージしやすくなります。「内側に開くタイプでは難しい」「そもそも前後に開閉できるほどスペースに余裕がない」などであれば、必然的に引き戸やアコーディオン、跳ね上げ式の門扉が現実的な選択肢となるはずです。

敷地と道路の接し方から見る

門扉を選ぶ際には、敷地と道路の接し方から見ることが重要です。敷地と道路の接し方から見ることで、どのような門扉が適しているのか分かりやすくなります。門扉から道路まで距離があるなら外開き門扉の設置が可能ですし、逆に開いた扉が道路に出てしまうようであれば、内開き門扉が適しているでしょう。

防犯性を考える

門扉を選ぶにあたり、検討すべきなのが防犯性です。電子錠が搭載された門扉が存在しますし、仮に電気施錠門扉で理想のデザインや大きさのものがなければ、別の門扉に対して電子錠を後付けできる場合もあります。門扉は不審者の侵入を防ぐ役割も担うため、防犯性にも目を向けて選んでみてください。

求めるデザイン性を明確に

門扉はその家の雰囲気を大きく左右する部分であるため、求めるデザイン性を明確にすることをおすすめします。たとえば、「建物の雰囲気に合わせる」「あえて個性のあるデザインにする」「来客に対して与えたい第一印象に基づいて選ぶ」などさまざまな選び方があります。どのようなデザインの門扉がいいのかを具体的にイメージすると、豊富な門扉の中から理想に近いものを絞りやすくなるでしょう。

コスト重視ならアルミ材の片開き門扉

コスト重視であれば、アルミ材の片開門扉がおすすめです。アルミ材は数ある素材の中でも安価であり、片開き門扉も他の開き方の門扉よりも安い傾向にあります。最も安価な組み合わせといえるので、コスト重視であれば素材はアルミ材を選び、開き方は「片開き」の門扉にしましょう。

使い勝手重視なら軽量な門扉

使い勝手重視なら軽量素材を使用した門扉がおすすめです。アルミやスチールなどの素材は、比較的軽量なので弱い力でも開閉がラクにできます。子どもや高齢者はもちろんのこと、車いすで扉の開閉をしなければならないときにも負担なく門扉の開け閉めができます。日常で使用するシーンを想像したうえで、使い勝手を重視すべきか否かを想像してみてください。

外から視線が気になるなら高さのある門扉

外からの視線が気になるのであれば、高さのある門扉がおすすめです。門扉といえば、低めのデザインが多いですが、外からの視線対策や防犯対策など向けに高さのある門扉も展開されています。ただし、高さのある門扉は圧迫感を覚えやすいので、色や素材などを選ぶ際には注意が必要です。スリガラスで採光を取り入れるなど、なるべく敷地内が開放的な印象になるような門扉がおすすめです。

門扉を設置するにあたり、まず初めに扉を設置するための柱を立てます。扉の両脇に柱を立てるようなイメージであり、強い風や衝撃などで柱が倒れないように深めに地面を掘って柱を立て、モルタルなどで固定していきます。なお、門扉のデザインによっては柱が不要な場合もあります。

柱を立てたら、扉にビスや固定器具などを取り付けていき、柱にセットします。最後にハンドルや錠などを取り付け、動作確認で問題がなければ終了。ここまでが、一般的な門扉の施工方法となります。